犬用ロングリードの作り方
ドラ吉DIY講座、第一回は先日作った犬用のロングリードの作り方を説明します!
通常のリードは何処でも市販している物を買えますが、お庭で繋ぐような好みの長さのリードはなかなかある物ではありません。
そんな時、どんな長さのリードでも、この方法で自分で作る事が出来ますので、お庭用のリードでお悩みの方は是非ご参考にして下さい♪
ちなみに当サイトは猫動画サイトですが、ドラ吉の家では元々犬を飼っているので今回は犬用のDIYです。
動画内では「ネコ吉」に合わせて「犬吉」としていますが、この子の本名は「メイコ」で、子犬の頃に我が家で保護した現在14才のおばあちゃんワンコです。(ネコ吉の本名はネコ吉です)
それでは早速犬用ロングリードの作り方をご説明して行きます!
まず用意するのはコチラのクレモナロープです。
クレモナロープは適度な柔軟性を持ち、スリップせずとても扱いやすいのが特徴で、強度も抜群な為、建築、酪農、林業、漁業、その他公園の遊具まで実に様々な場所で使われています。
ホームセンターならだいたい置いてありますので何処でも手に入るはずです。
ちなみにドラ吉は15m購入し、1m当たり120円位でした。
また、ロープには中に芯の通っているものと通っていない物がありますが、この場合は芯の通っている物の方が良いです。
そして次に必要なのはコチラのステンレスフックです。
当然ですが、スチール製はすぐに雨等で錆びてしまうので、ステンレス製の物をホームセンター等で購入してください。
その他に必要なのは、針と糸(ナイロン糸)それにスパンナイロンの紐にペンチ、ハサミです。
それではまず、ロープの先から中に通っている芯を摘んで引き出し、その芯の先を2〜3cmカットします。
次にロープの先をしごき、芯を元の位置に戻します。
これでロープの先だけ芯がない状態になりました。
次に芯を抜いたロープの先を、先ほどのステンレスフックに10cm程度通して折り曲げます。
そうしたらロープの折り曲げた部分を針とナイロン糸で縫って行きます。
1往復程度すれば十分ですが、ロープの折り曲げたU字の部分は金具から3〜4cm位は縫わないでおいて下さい。
また、この際にロープが捻れてしまわないように注意して下さい。
次にロープの先を下の画像のように、ハサミで斜めにカットします。
先ほどの芯抜きとこの斜めのカットはロープの先を細くする為に行うのですが、それは次の工程で紐を綺麗に縛る為のちょっとしたコツとなります。
下の画像のように滑らかなラインになっていればバッチリです。
そうしたら次に下の2箇所をスパンナイロンの紐で縛って行きます。
ここでスパンナイロンの紐を使うのは、度重なる雨による水濡れにもほとんど強度が落ちない為で、タコ糸等で代用するのは強度的にNGです。
1mほどの長さに切った紐の先を10センチ位折り返し、その紐の折り返した先をロープの折り返した部分の真ん中に置きます。
そしてここからが少々難しく、重要な部分です。
紐の位置がずれないように左手の親指で押さえながら、紐の長い方だけをロープの重なり始める1cm位先から横に巻き始めます。
ここは少々分かりづらく難しいですが、図で説明するとこんな感じになります。
強めに隙間なくどんどん横に巻いていくのがコツで、最終的にこのような感じになります。
そうしたら紐の先をこのように輪っかに通して1回結び、
ギュッと締めたら結びから1cm位を残してハサミでカットです。
次に、横巻の終わりの部分を左手の親指で押さえながら、反対側の下から出ている紐の先をペンチで掴んでゆっくりとし下方向に引っ張ります。
そうすると、このように上の結びが横巻の紐の中に入ってしまいました。
この時、一気に力いっぱい下へ引っ張ってしまうと、結びが完全に横巻の下から出てしまう事があります。
横巻をしっかりきつめに巻いてあればちゃんと途中で止まりますが、もし結びが完全に下から出てしまうと初めから巻き直しになりますので、引き加減には注意して下さい。
結びを横巻の真ん中位まで引けたら、次は下から出ている紐の根元をハサミでカットし、
紐全体を軽くライターで炙ってケバを焼き払えば一回目の紐縛りは完成です!
次に今縛った部分の隣にもう一度同じように紐で縛って行きます。
70〜80cm位に切った紐の先を10cm位折り曲げ、その紐の折り返した部分をロープの折り返した部分(フック)から1〜2cm離して上に置きます。
そうしたら、始めに縛った紐から2cm位離した位置から先ほどと同じ要領で横に巻いて行きます。
後はもう先ほどと全て同じで最終的にこのように仕上がりました。
2回目の紐縛りは1回目と違い、中のロープの太さが一定なので、結構簡単に縛る事が出来ます。
また、面倒なので2回に分けずに一回で長く縛っては?と思われる方もいるかもしれませんが、2回に分けて縛るのはロープの柔軟性を損なわせないです。
紐で縛った部分はとても固くなりますので、一回で長く縛ってしまうとその部分は曲がりませんので、2回、またはもっと短く3回に分けて縛った方が良いです。
ここまで作る事が出来たらロープの反対側も加工は全く同じ要領なので、説明は省きます。
先ほど加工したロープのフックの取り付け部分と反対側の端は、お散歩用のリードで言うならば、飼い主さんが手で持つ部分になります。
コチラはお好みの長さで輪っかを作り、ロープの端を先ほどと同じ要領で芯を抜き、糸で縫い、先を斜めにカットし、紐で縛った後にライターで軽く炙ります。
全ての加工が終わったら完成です!
ちなみに犬吉はあまりリードを引っ張る事はしないので、フックと反対側の端は一回しか紐で縛っていませんが、力の強いワンコの場合は念の為フックの部分同様、2箇所は縛っておいて下さい。
また、色合いまでこだわる方がいた場合、クレモナロープやスパンナイロンの紐は着色させる事も出来ます。(画像の場合、スパンナイロンの紐だけ予め赤で着色させています。)
その場合、ナイロン用の染め粉と言う着色用の粉をお湯で適量溶かし、その中に浸せば瞬時に染まります。
ナイロン用の染め粉はホームセンターか手芸屋さんに置いてありますので、下のような「ダイロンマルチカラー」と言うのを選んで下さい。
同じような商品で下の画像のように「ダイロンカラー」と言うのもありますが、コチラではナイロン系の繊維は染まりませんので注意です。
また、最近は↓このような↓染め粉も出ているようです。
まあ、良く分からない場合は定員さんに聞いて見て下さい(^_^;)
それでは今回の犬用ロングリードの作り方を動画でも説明していますので、コチラも合わせてご参考にして下さいヽ(・∀・)ノ