ドラ吉のブログ2016

ハチ吉TNR

 

つい数日前ですが、当チャンネルへ海外の団体からある依頼がありました。

 

日本の犬猫殺処分を止める為の署名を集めるのに協力をして欲しいとの内容でした。

 

リンクされたサイトを確認すると、そこには日本の犬猫殺処分の現状、そしてそれを止める為に100万人の署名を集め、日本の環境省及び内閣総理大臣へ提出すると言った内容でした。

 

ただ、海外のサイトだと署名をする為に打ち込んだ個人情報がどのように扱われるかと言うのがこちらでは分かり兼ねる為に、残念ながら当サイトからリンクを張る事は出来ませんが、そのサイトによると既に全世界から22万7千人の署名が集まり、日本の殺処分の制度に強い憤りを感じている人が海外でも非常に多い事が読み取れます。

 

そしてそのサイトにリンクされていた一本の動画。

 

実際に日本の収容施設で犬猫が殺処分され、焼却されるまでの様子が記録された動画で、これがもう残酷としか言い様のない内容で、ドラ吉は非常に胸が締め付けられました。

 

本当なら全ての人に殺処分の現状を知ってもらう為にも一度は見てもらいたい動画なのですが、おそらくメンタルの弱い方だと気分が悪くなったり吐いてしまう方もいるかと思いますので、その動画につきましてもこちらでリンクは貼りません。(どうしても殺処分の現状を自分の目で確認したい方は、Youtube上でそのような動画はいくつも出ていますので自己責任で検索して下さい。)

 

 

ドラ吉は初めてさくらねこの写真を見た時、かなり衝撃を受けました。

 

正直な所、ドラ吉には耳先カットが痛々しく見えてしまい、ちょっと胸が痛くなりました。

 

しかし、先ほどの動画等を見て殺処分の現実を知ると、TNRが可哀想だとか、人間のエゴがどうだとか、そんな事はとても言えなくます。

 

 

 

と言う訳で今日はハチ吉のTNRについてご報告をさせて頂きますが、今回もやはり動画の方は一般公開をする事にしました。

 

 

TNR前、ドラ吉はしばらくハチ吉の行動パターンを観察していたのですが、毎日ボス吉村へ来る事、それにかなり長時間滞在している事等から、ハチ吉に関しては決めた日の捕獲が十分可能であろうとの判断で、今回はサブ吉やボス吉と同じように、予め手術の予約を入れた上でハチ吉の捕獲に挑みました。

 

手術では当然麻酔を使用する事から前夜からの絶食が望ましい為、捕獲を行ったのは手術前日の夜‥と言うかちょうど日付が変わる頃です。

 

 

既に成功している旨のご報告はしていますが、そんなハチ吉のTNRの様子をご覧下さい。

 

ちなみに今回は捕獲シーンも含まれますので、苦手な方は視聴をお控え下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご視聴有難うございました。

 

 

 

 

そんな訳でハチ吉はもう拘束中ずっと鳴いていて、檻に布を被せても、寝ている時以外はほとんど鳴き止む事はありませんでした。

 

ただハチ吉はこの時に限らず普段からずっと鳴いているので、これはハチ吉の性格によるものです。

 

そしてハチ吉と言うとシャム吉にいじめられた時にう○ちを漏らしたのがとても印象深かったので、ドラ吉としては捕獲器の中でう○ちをしてしまわないか車で運んでいる最中もずっと心配でしたが、とりあえずそれは無かったので良かったですw

 

 

しかしそんなハチ吉、リターンをしたらしばらくここへは来れなくなるかなと思ったら、檻から出した瞬間にもうTNR前と変わらぬ様子で、特に痛がる様子もなければドラ吉を見て一目散に逃げる事もなく、その後も何事も無かったかのようにボス吉村へやって来ては一人でゴロンゴロンして遊んでいます(^_^;)

 

もちろんハチ吉の様子にとても安心はしましたが、TNRの裏話をお話しすると、実はドラ吉毎回リターンの撮影に失敗しています‥。

 

ドラ吉としてはリターンの際に猫が逃げて行く方向はサブ吉の時のルートを想定しているので、毎回予め早起きをして想定しているルート上に沢山のカメラをセットしています。

 

これはボス吉の時からやっている事で、ボス吉に関しては土壇場で自分の判断でリターンを取りやめたので良いのですが、続くシャム吉は檻を出て想定外の斜め方向に逃げて行ってしまった為に、セットしておいたカメラに映る事がなく、今回のハチ吉に関してはまさかの逃げる事すらしないと言う結果になりました‥。

 

一応無事に終えられた事が何よりなので撮影は別にそこまでこだわらなくても良いのですが、次にTNRを行う時はもうそこまでカメラは用意しなくても良いかな‥と思います(^^;

 

 

 

それから毎度の事ですが、今回もハチ吉にはこのように耳先カットも一緒に行いました。

 

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ブログを読んで下さっている方は既にご存知だとは思いますが、これは一見して不妊手術が済んでいる猫ちゃんである事が分かるよう、これから地域猫として生きていく子に目印として付けるもので、そのカットした耳先がさくらの花びらのように見える事から、耳先カットを施した猫ちゃんは「さくらねこ」と呼ばれるようになっています。

 

ただ、ドラ吉もそうでしたが、初めて見る人にとっては少し痛々しく見える事と思います。

 

そしてTNRそのものが可哀想だと感じる人もいるかと思います。

 

でも、ドラ吉はそんな人にこそ冒頭でお話しをした殺処分の現実を知ってほしいです。

 

 

外で自由に暮らしている猫ちゃんを捕まえて不妊手術や耳先カットをする事は、残酷だと言われれば否定はしません。

 

しかしドラ吉からすると、殺処分の現実を知って何もしない事、何もしようとしない事の方がよほど残酷に思えます。

 

 

確かに現代人は誰だって皆忙しく、毎日自分の事だけでも精一杯です。

 

他人の事は疎か、動物達を救う為に労力を費やせるほど余裕はないのかもしれません。

 

でもどんな形でさえ、何かしら個人でも出来る事はあるはずです。

 

 

どうぶつ基金のメルマガを受け取っている方は既にご存知だとは思いますが、どうぶつ基金では今年10000頭の無料手術の予算を組んでいた所、実際には救援の依頼が非常に多く、今年は既に15000頭の手術を行い、完全に予算オーバーで資金が足りていない状況だそうです。

 

このような基金の寄付については、その使い方について疑問を持たれる方が結構いらっしゃいます。

 

ただ、ドラ吉としては例えHPを運営する為のサーバー代ですら、寄付金から全て賄うのは全く当たり前の事だと思っています。

 

逆に財団の運営費に寄付金を当てられなければ、いったいどうやって運営費を賄うのでしょうか‥。

 

会員さん達からポケットマネーを集めてそれに充てるのでしょうか?

 

それとも無料手術を有料にすれば良いのでしょうか?

 

‥いや、それでは公益財団法人の意義がありません。

 

 

ドラ吉は見れなかったので内容については良く知らないのですが、先日NHKで放送したどうぶつ基金の多頭飼育崩壊現場の救済に関する番組が大きな反響を呼んでいるそうです。

 

飼い主の方に関しては自業自得と言ってしまえばそれまでですが、しかし実際にこのような救済機関がなければ猫ちゃん達はこの先いったいどうなっていたでしょうか?

 

このようなケースではもはや個人で解決する事は不可能な場合が多いので、やはり社会全体で(つまりみんなの寄付で)支えなければならないような気がします。

 

 

 

 

ドラ吉が願うのはただ一つ、不幸な犬猫が少しでも減って行く事です。

 

見て見ぬふりや、誰かが何とかしてくれるでは、いつまでも現状は変えられません。

 

 

 

 

と言う訳で重たい話しはここまでで、もう今年も残すところあと僅かなので、次回からはまた楽しい動画をアップして行ければと思います。

 

それではまた♪