ドラ吉のブログ2016

シャム吉、さくらねこに

 

昨日シャム吉のTNRが無事に完了した旨のご報告をしましたが、やはり最近ドラ吉がTNRで最も難しいと思っているのが、捕獲そのものではなく、捕獲のタイミングです。

 

ただ捕獲をするだけなら捕獲器を設置しておけばいずれ捕獲出来るかもしれませんが、タイミングが合わず病院側が受け入れてくれなければどうしようもありません。

 

受け入れてくれる日までずっと捕獲器に入れたままにしておく訳にもいきませんので‥。(サブ吉やボス吉の時のように毎日同じ位の時間に来ていれば予約を入れる事も出来ますが‥。)

 

 

やはり猫ちゃんにとっては相当な負担になる事は間違いありませんので、ドラ吉としては出来るだけ猫ちゃんにかける負担を少なく、具体的に言えば捕獲器の中で過ごさせる時間は出来るだけ少なくしたいと思うところです。

 

ドラ吉がTNRでお世話になっている動物病院は、午前中に診療を行い、午後の診療は夕方の4時から開始します。

 

お昼から4時までの間に予約で受け入れた動物達の手術等を行っているのです。

 

そして手術の際の受け入れは午前11時半までと決まっていますので、捕獲をするのであれば深夜〜朝方のうちに捕獲が出来れば理想です。

 

 

チョビ吉のケースを例にあげると、チョビ吉は午後にやって来る事が多いのですが、仮にその時間帯に捕獲をすると、翌日すぐに手術をしてくれたとしても手術まで丸一日捕獲器(またはキャリー)の中で過ごさせる事になり、手術後はまた翌日の朝まで拘束する事になりますので、ドラ吉としてはその時間帯の捕獲は避けますし、かと言って朝方チョビ吉が来たので捕獲をしたいと思っても、予約をしていない為に病院側の都合がつかず、捕獲に踏み切れないと言うのが続いています。

 

なかなかチョビ吉のTNRを実行出来ないのはこの為です。

 

 

一応シャム吉に関しては他の猫に怪我をさせる恐れもある事から、少々拘束の時間が長くなってもやむなしと考えていましたが、そんな中で今回は深夜に捕獲をする事が出来て、翌日すぐに病院側が対応してくれた事は、ドラ吉からすると非常にラッキーでした。

 

 

 

さて、その今回のシャム吉もサブ吉やボス吉と同じ病院の同じ先生が手術を行ってくれたのですが、毎回行く度に思いますが、若くて長身でイケメンな先生です!

 

 

まあ、そんな先生情報はどうでも良いのですけど、病院でのシャム吉はボス吉の時に比べれば比較的落ち着いていて、その上シャム吉はとても麻酔(ガス麻酔)が効きやすい体質だったらしく、すぐに眠りについたそうです。

 

ちなみにサブ吉の時は麻酔を掛ける際に大暴れをして少しお口の中を切ってしまい、ボス吉はボス吉で麻酔から目覚めるのが早くて先生がちょっと焦ったそうですが、シャム吉に関しては何の問題もなく、とてもスムーズに手術を終える事が出来たそうです。

 

手術前のシャム吉。
野良猫,TNR,さくらねこ

 

手術後のシャム吉。
野良猫,TNR,さくらねこ

 

 

今回もサブ吉やボス吉と同様に、去勢、ワクチン、ノミ取り、耳先カットをやって頂いたのですが、ボス吉のような皮膚疾患等もなく、見た限りでは健康状態も良好との事。

 

皆様にも色々とご心配を頂きましたが、お陰様で翌朝のリターンまで無事に終える事が出来ました。

 

 

 

 

それでは今日の動画で、そんなシャム吉のTNR後編の様子をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご視聴有難うございました!

 

 

 

 

 

 

 

こうしてボス吉村から3匹目のさくらねこになったシャム吉ですが、実は病院での引き取りの際に気が付きましたが、シャム吉は耳先カットと反対側の左耳にもわずかな切り込みがありました。

 

野良猫,TNR,さくらねこ

 

野良猫,TNR,さくらねこ

 

先生に聞いてみるとやはりこれはケンカ傷だとの事ですが、シャム吉もシャム吉でこれまでに数々の戦いを乗り越え、必死に生きて来たのだと思います。

 

皆さんご存じの通り、去勢手術で精巣を摘出すると男性ホルモンの分泌に影響があり、その結果他の猫への攻撃性が和らいで、徐々に穏やかになって行く傾向があるとされています。

 

今の所リターン後にシャム吉の姿は見ていませんが、もしまたいずれボス吉村に来てくれる事があれば、その時は他の子達とケンカをせずに仲良くやってもらえたらと願っています。

 

 

一応これでボス吉村戦国時代からの初めの3匹(ボス吉、サブ吉、シャム吉)は去勢が終了しましたが、現在ハチワレちゃんはちょっと足を痛めている可能性があるので、順番的に次は出来ればチョビ吉の方を先に出来ればと思っています。

 

ただ先ほども言ったように今の所なかなか病院とのタイミングが合わないのですが、出来れば本格的に寒くなる前には済ませたいので、次に良い時間にチョビ吉が現れた際には、「これから捕獲をしたい」と言う連絡ではなく、シャム吉のように「捕獲をしたので対応をしてほしい」と言ってみようかなと‥。

 

 

そして実は今回去勢手術に掛かる時間を先生に聞いてみたのですが、皆さんどの位だと思いますでしょうか?

 

 

多分麻酔の時間は除いてだとは思うのですが、先生曰く去勢だけなら手術時間はなんと5分でお釣りが来るそうです‥。

 

 

そんなに短時間で出来るならもっと柔軟に対応をしてくれ〜と思う所ですが、まあそうもいかないのでしょうね(^_^;)

 

 

 

 

それから昨日TNRの動画を最後にするかもしれないとのお話をしましたが、それはTNRの賛否についてと言う訳ではなくて、ほっこり系ではない動画が多くなって来た最近のチャンネルの傾向に、もしかしたら違和感を覚えている人が多いのではないかとちょっと思った訳です。

 

TNRで賛否が出る事については初めから分かっている事なのでそれは良いのですが、もしも動画を見て胸を痛めたり、とまどう人が多かった場合には、それでも構わずお伝えして行く事が果たして適切なのかと少し考えてしまいました(^_^;)

 

ただ、今回これまで公にしなかったチャンネルの裏事情を初めてお話しますが、正直な所、TNR自体はこれまで予想していたほど多くの反対意見等はでませんでした。

 

それは殺処分の問題等から野良猫を増やしてはいけないと考える人が多いからだと思います。

 

 

しかし、「野良の成猫の保護」については話は別です。

 

 

前回のTNRで我が家では全身に皮膚疾患を患っていたボス吉を保護しましたが、それによって当時全国からものすごい数のお叱りや批判を受け、中には身の危険すら感じるものまでありました。

 

昨日、チャンネルの影響や反響の大きさについてちょっと触れましたが、ぶっちゃけ言うと、ただ自分が批判をされるだけなら特に問題ではないのですが、家族等の身近な人にまで危険が及ぶ可能性があるとさすがに大きな問題です。

 

 

最近「裏庭ニャンズの里親を探してみては?」との一部のお声がありますが、確かに一般的なブロガーさんがそれをやる分にはよくある話ですし、特に問題にもならないと思います。

 

しかしこちらでは病気の猫を受け入れただけでもあれだけのすごい事になりましたので、これがもし健康な成猫だった場合にはどうなるかと言うのは、運営している本人としては容易に想像がつく所です。

 

 

事実として、野良で暮らす成猫については人間の都合で家猫にするべきではないと考えている方が多くいます。

 

結局猫にとってどちらの方が幸せなのかと言うのは誰にも分からない事なので、ドラ吉もそう言った考えを否定するつもりはありませんし、真冬に寒い中公園でじっとしている猫を見ると、「こんなに寒いのにお外で可哀そうに」と思う事もありますが、でもそれはあくまでも人間の主観であって、実際の所猫にとっては生まれてからずっとそれが当たり前の日常である訳で、果たして本当にそれがその子にとって可哀そうな事なのかと考えると、それも実際の所は分かりません。

 

 

 

そんな訳で最後はちょっと話が逸れていきましたが、人それぞれ色々な考えや思いがある事はドラ吉もしっかりと受け止めなければいけませんが、あっちに向いてもこっちに向いても反対意見や批判が出るのはしょうがないとは言え、難しい所です(^_^;)

 

 

ただやはりボス吉村にやって来る猫ちゃんで、県の条例に照らし合わせて明らかに野良猫だと判断される猫ちゃん達については、なんとかみんな不妊手術は受けさせたいと思います。

 

 

 

それではまた♪