庭の散水で水圧が弱い時の改善方法!
8月に入ってようやく長かった梅雨が明け、これからは雨に頼らず自分で庭の芝生や植木に水を撒かなければなりませんが、そんな時にホースから出る水の水圧が低いと散水にやたらと時間が掛かってしまい、段々水を撒きに行くのが億劫になってしまいます。
わが家に限らず、散水や車の洗車などで水を出す人が多い今の季節。
快適な作業、そして時間を節約する為にもホースから出る水の量は重要で、これはもちろん多いに越した事はありません。
そこで今回ご紹介したいのが、庭の水の出が悪い場合の改善方法で、ホースから出る水の水圧は、蛇口の水がホースから出るまでにどれだけの抵抗を受けるかで決まります。
つまり、「ホースから出る水の水圧」=「蛇口の水圧」-「ホースの抵抗」と言う事になるので、ホースでの抵抗を出来る限り減らす事によって、末端から出る水の量を増やす事が出来る訳です。
それでは、具体的にどうすればホースの抵抗が減るのか‥
それはとても単純で、ホースを太くするか、もしくは短くするかです。
ホームセンターなどでホースを購入する際、長さについてはほとんどの人が気にしているものの、径についてはあまり気にしていない方も多いかもしれませんが、ホースの径には内側の直径である内径と、外側の直径である外径があります。
このうち特に気にして見た方が良いのは内径の方で、だいたい一般家庭用の散水ホースで多いのは、内径9o、12o、15oの3種類。
径が大きくなればなるほど値段が高くなる傾向にあり、径が小さくなればなるほどコンパクトで軽く、値段も安くなる為、あまり水量を気にされない方だと使いやすくて値段も安い、9o、12oあたりを選ばれる事が多いのではないでしょうか。
ただし用途で考えた場合、特に9oのホースだと水の出はかなり悪くなるので、プランターや小範囲の散水であれば問題ないかもしれませんが、わが家のようにある程度の面積がある庭での散水となると、もう水量が弱すぎて全く使い物になりません。
コンパクトで使いやすそうだから‥とか、安いし見た目がオシャレだから‥と言う理由だけで選んでしまうと、結局は用が足りず無駄な買い物に‥と言う事になり兼ねないのです。
ですが、ホースの径や長さだけで実際にどの程度水量が変わるのかはやってみなければ分からないので、今回は庭のホースリールを新しい物と交換するついでに、簡易的にではありますがその辺の謎を検証!
庭でホースを使っている方などは今後のホース選びの参考にもなると思いますので、是非こちらの動画をご覧ください。
ご視聴有難うございました。
そんな訳で多少の誤差はご容赦頂きたいと思いますが、今回行ったわが家での検証の結果は次の通り。
内径12o、長さ20mのホース 1秒あたりの水量の平均、95.6ml
内径15o、長さ20mのホース 1秒あたりの水量の平均、約146.6ml
内径15o、長さ10mのホース 1秒あたりの水量の平均、約196.4ml
なんと内径12o、長さ20mのホースから内径15o、長さ10mのホースに替えた場合だと、水量はほぼ倍に増える事が分かり、この事からも出来るだけ水を多く出したいのであれば、ホースの径は出来るだけ太いものを、長さについては必要最低限にするのが望ましい事が分かります。
ホースリールは安い物だと3000円位から、高いものだと1万円位の物まであり、径や長さ以外でも、耐圧、防藻、防寒、ねじれや折れに強いなどさまざまな機能もあるので、値段は高くても環境や使用用途に合った物を買っておいた方が、結局は長く使えて経済的だったりします。
一応オススメを一つ貼っておくと、長さは20mになってしまいますが、動画でも使用して現在わが家で使っているこちらのホースリールです。
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ちなみにホームセンターへ行くと、内径15o以上のホースも売っていたりしますが、内径15o以上のものはだいたい農業用のホースで、家庭散水用のコネクターだと対応範囲を超えて取り付けられなかったりするので、太さについては最大でも内径15oの物で良いと思います。
また、元々の水圧が弱い場合だと、いくらホースを交換しても満足な水圧にはならないので、その辺は予め蛇口の水圧をチェックするなりしてから検討をするのが良さそうです。
と言う訳で今回は以上となりますが、次回も散水続きでスプリンクラー設置の様子をお送りします。
果たしてこれで更に散水の手間を減らす事は出来たのでしょうか‥
それでは。
いつも応援有難うございます!