廃墟のリフォーム#9 ソフトクローズ上吊り式引戸制作【前編】
今日は廃墟部屋のリフォーム part9で、建具制作の様子を送りします。
前回までの動画で、壁や床、そして窓周りの作業までが完了しましたが、まだ出来ていない重要な物がその部屋の建具(開閉して部屋を仕切る物)です。
当初の予定ではホームセンターで売っている(上の写真の一番奥にある)引戸を買い、それを取り付ける予定でしたが、どうしてもサイズが合わず、仕方なく杉板を買ってゼロから作る事にしたのですが、今回は部屋の入口の他、クローゼットにも作りました。
それでどんな引戸を作ろうか悩んでいた時に、「ソフトクローズ」と言う、開閉時に戸当りの直前で自動的に減速し、戸の跳ね返りを防ぐ機能が付いた吊り戸をホームセンターで見つけ、何とかこれを自分で作れないかと調べてみるとメーカーから部品が出ている事が分かり、難しそうではありましたが、せっかくなので自分自身のDIYのスキルアップも兼ねて挑戦してみる事にしました。
上吊り式引戸と言う、鴨居から吊り下げるタイプの引き戸ですが、床にレールや敷居を入れる必要がないので見た目もスッキリでホコリやゴミも溜まらず、何より戸が浮いている為、通常の引き戸に比べて開閉が軽いのが特徴です。
とりあえず今回はかなり尺が長いので途中で動画を切っていますが、今日はそんなソフトクローズ上吊り式引戸制作の前編の様子をご覧ください。
ご視聴有難うございました。
と言う訳でまず、今回のソフトクローズ上吊り式引戸制作に必要なパーツがこちら。
アトムリビンテック 上部レール ホワイト 1820mm AFD-1500 070245
ATOM 2wayソフトクローズ上部吊り車 白 FCX-2900-K 2199
アトムリビンテック 上部吊車 白 (AFD-2900-K 070151)
アトム 上吊戸金具 HR SISTEM 2way ソフトクローズ (FG-060)
※↓これは無くても大丈夫
引戸用振止2 【アトム】 ATOM 引戸のガタつきを抑える ホワイト、SB色、茶色
ソフトクローズ機能付きの吊り車はとにかく値段が高いので、今回のように完全に自作をしても結構な製作費にはなりますが、カラーが白でなければもうちょい値段は安いです。
それと問題はしっかり戸の加工が出来るかどうかで、特に上部吊り車の掘り込み加工をノミで正確に彫り込むのはかなり難しいですが、それはこちらのボアビットを使えば大丈夫!
ただ、正直今回作った物は戸の構造自体があまり良くなかったようで、心配していた反りが少し出てしまい、動画にはありませんが後で反対側に反らせて矯正しています。
実は何年か前に同じ構造で引き戸を作った事があって、その時はベニヤではなくコンパネを張ったので反りは出なかったのですが、たとえ薄いベニヤでも戸の全体に貼れば筋交いのような役割を果たし、反りを防止させる事が出来るかな?と想像していたものの、これはちょっと完全に経験不足で甘かったみたいです。
元々無垢の木材は自然乾燥するとどうしても「木表方向」に反っていくものなのですが、今回はベニヤを貼り付けた夜に雨に降られ濡れてしまい、翌日そのまま天日干ししたので、おそらくそれが反りの大きな要因です。
薄い板位なら裏側を水で濡らし、そのまま天日干しすれば元に戻ると言う裏技もありますが、今考えれば骨組みに斜めの部材を入れておけば、ある程度防止出来たのかなと‥。
ただ、こう言うのを経験する事でだんだん良い物が作れるようになるので、またいつか作る機会があればその点は修正したいです。
そんなこんなで今回の作業はかなり長いので動画の方もまだ途中ですが、男の夢とロマンが詰まった2wayソフトクローズの上吊り式引戸完成の様子は、後編の動画が出来次第お送りします!
それでは。
いつも応援有難うございます!