ボス吉の容体について
ボス吉の件に関しまして皆様にご心配をお掛けしていてすみません。
また、暖かいお言葉を沢山頂きありがとうございます。
現在もボス吉は決して「良い」とは言えない状態ではありますが、一度ここでこれまでの経緯をご報告します。
まず、急性腎不全の診断を受けたと動画の方で緊急のお知らせをさせて頂きましたが、まさに「急性」の名の通り、その日ボス吉の様子は急におかしくなりました。
ボス吉は前日まで食欲も全く変わりなくガツガツ食べていましたし、それどころか当日もほんの数時間前まではいつものように廊下を走っていた位見た目には元気だったのですが、いつもはご飯を持って行くと嬉しそうな様子を見せるボス吉がこの時は何故か反応を見せず、体に触れると嫌がる(怒る)素振りを見せました。
初めはたったそれだけの事でしたが、それは普段とは明らかに違う不自然な行動で、その後もボス吉が全然ご飯を食べようとしなかった事からやはり何かあるに違いないと察し、とりあえず何か変わった事はないかとトイレ事情を調べた所、前回おしっこボールを取ってから半日おしっこをしていない事が分かり、その時点で尿路結石等が頭をよぎりましたが、これまでにもお話をしてきました通りボス吉に関しては少なくとも運動量やおやつの量、頻度等は特別気を使って来ていましたので、さすがにそれはないだろうと、その時はそう思った訳です。
しかしその後、トイレに入り何も出さないで出てきたボス吉を見て疑念が確信に変わり、短時間でみるみる元気が無くなって来たので病院に連れて行った所、「尿路結石による急性腎不全」だと言う事が分かり、ボス吉はそのまま入院による治療を受ける事になりました。
ちなみにその「尿路結石」と言うのは、オス猫に関しては一生に一度は必ずなると言われるほど非常に発症率、再発率の高い病気であるらしく、メスよりもオスの方が、短毛種よりも長毛種の方が、年齢で言うと3〜5歳位が最もなりやすいそうで、その他にも体質や遺伝的な要因等で発症しやすかったりするそうです。
先生曰く尿路結石の原因はそのほとんどがフードによるものなのだそうですが、今回のボス吉に関しても与えていたフードがこの子にとって合っていなかったのだと仰っていました。
また、結石の出来やすい子に「にぼし」を与えてはいけないそうで、先生から最初に「にぼし」を与えていないか聞かれましたが、実はそれが現在与えていたフードに含まれていたのです。
わが家ではどんな餌でも食べられるようにフードはちょくちょく変えていて、現在は毛玉ケアに配慮したカリカリの総合栄養食と、ちょっと高価で食いつきが良く栄養価も高い、小魚とカニカマの入ったシーフードのカリカリを交互に与えていましたが、後者の高価な方のフードに含まれる「小魚」と言うのがまさににぼしでした。(一応メーカーに配慮して品名は伏せます)
ただ、もちろんその餌が絶対的にダメなのだと言う訳ではなく、尿路結石は個体差による部分が非常に大きい為、実際に同じ餌を食べているネコ吉の方は尿も薄く健康状態も良好ではあるのですが、どうやらボス吉にとってこのフードがおしっこ結晶化の原因となったのは間違いないみたいで、それがオシッコを出す時に尿道に落ちて詰まってしまった事が、急性腎不全を引き起こすきっかけとなってしまいました。
一応ボス吉は入院翌日には血液の数値もほぼ正常範囲に戻り、2日後には退院しましたが、現在もあまり元気がない様子で、食欲もないのか病院から出された医療食を自分で食べようとしないので、直接こちらが2〜3粒ずつ口の中に入れて食べさせています。(一応それで吐いたりはせずに適正量食べれてます。)
そんな訳でしばらくの間はボス吉の看病や通院に専念したいので動画の方はお休みをさせて頂きますが、また何かありましたらブログの方でお知らせします。